第7回カフェスタトーク【自由民主党 石破茂前政調会長】

2012年2月 7日 11:30 | カフェスタトーク

今回は、このところ超多忙の石破茂前政調会長にお時間を作っていただいた。石破ファンを自認する築地魚河岸三代目の生田よしかつさんには、ご陪席をお願いして石破議員の日程上の緊急事態に備えていただいた。結果、鼎談となり我が国が現在直面している財政再建の問題や憲法9条改正の問題を巡って活発なやり取りが展開した。

 まず財政再建の問題について、民主党は財政再建のための手段を消費税増税しか提案していないが、他にムダの削減、景気回復による税収増、インフレによる実質的な借金の減少という手段がありその4つを組み合わせなければならないということを石破議員は強調した。
 これに関連して平議員は、テレビで政策論争をしても視聴者に真意が伝わらないと指摘し、政策が正しく理解されないのは、一部のみを切り取って伝えるという報道のあり方にも問題があることを付け加えた。
 次に、防衛政策について石破議員は、中国が台頭している中で、自衛官の増員、必要な装備の精査による防衛力強化に加え、日本はアメリカだけでなくアジアを含めた関係を強めていく必要があると主張。そのため、日本は助けてもらうが同盟国を助けられないという異常な状態を改善するため、集団的自衛権を認める必要があるという考えを示した。
 また、石破議員は憲法全体について、今の憲法が公布されたのは1946年の主権回復前であり、日本は主権国家ではなかったため国家主権が憲法に明示されていないことから、主権国家にふさわしい憲法をつくるべきだとも主張した。 
 更に石破議員は「政治の仕事とは、勇気と真心を込めて真実を語ること」と述べ、民主党政権の脆弱さや憲法9条の意味するところを詳述し、締めくくりの話を展開した。

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