「新世代アジア連携フォーラム」設立

2006年5月13日 12:33 | 活動実績

平成18年5月9日、自民党本部にて自民党新人有志によるアジアに関する行動する勉強会を立ち上げました。 代表に私 平 将明、幹事長に木原誠二議員が就任しました。 準備会にはそのほか土井真樹議員、佐藤ゆかり議員ほか9名が出席をしました。 勉強や交流を通して、我が国のアジア政策の基本思想の再構築、アジアの未来ビジョンの策定とアジアの仲間との共有、そして実現に向けて取り組んでいく所存です。 今後は数回勉強会を重ね、方向性を集約した上で、広く声がけをしていく予定です。 なお、一部報道で今秋の総裁選に向けた動きとの報道がありますが、誤った認識です。 本会は、今後10年20年を視野に入れたものであり、そのような短期的な対応のための会でないことを ご報告しておきます。

『新世代アジア連携フォーラム』設立趣意書

戦後60年が経過し、冷戦構造崩壊、9.11テロの発生、経済のグローバル化の進展等我が国を取り巻く国際社会は大きく変化をしています。また、国内に目を転じれば少子高齢化・人口減少社会の到来、巨額な財政赤字等問題が山積しています。これらの環境変化を前向きに捉え、諸問題を解決し、日本の持続的発展をはかるためには成長著しいアジアとWIN/WINの関係を構築し、アジアの中の日本との自覚を持ってアジア内の連携強化をはかっていくことが不可欠です。 しかしながら、現状は決して良好な関係を築いているとは言えません。むしろ悪化傾向にあるとの認識をもつべきものと考えます。特に中国、韓国に対する日本の対応は、「迎合」か「反発」かの二極化に陥りがちであり、日中関係、日韓関係ともに不正常な状態となっております。日本は、アジア全体の利益、国益を考え、まさに「迎合」と「反発」の間にある外交の王道を歩むべく、今こそアジアのリーダーとしての自覚を再確認し、新しい世紀にふさわしいアジア政策の基本思想を創造すべきものと考えます。その際、日本が永い年月をかけて培ってきた「和」の精神をベースとし、平和、経済、環境等分野で積極的な貢献を展開し、これをアジア諸国に呼びかける形で、アジア共通の将来ビジョンを構築していく必要があります。 以上の趣意の下で、アジアに関する調査及び研究(外交、経済、財政、環境、エネルギー、文化等)と、アジア諸国の次世代を担う若手リーダーとの定期的交流を通じてアジアの将来ビジョンを策定し、アジア間の連携をはかりながら実現をしていくことを目的とし、『新世代アジア連携フォーラム』を設立しようとするものであります。

平成18年 5月 9日 自由民主党 新人議員有志一同

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