遠隔医療で、中央と地方の格差解消

2007年9月 1日 12:58 | 活動実績
武部元幹事長の下、新人議員が結集している議員グループ'新しい風'の合宿が北海道で行なわれました。 現場主義をモットーに、 1.デュアルモードビークル(赤字ローカル線対策の切り札、線路を走る機能を持つバス) 2.神内ファーム(未来型農業の取り組む資本金100億円の大規模農業法人) 3.旭川医科大学(遠隔医療の第一人者、吉田晃敏教授が学長を務める) の3箇所を視察し、意見交換をしてきました。  特に、吉田教授の取り組みは、医療サービスの地域間格差を解消し、増大する医療費の抑制をサービスの質を落とすことなく実現する画期的取り組みであるとの印象を受けました。大病院-地域病院、病院-家庭を高速通信インフラで結び、遠隔地から専門医等の指示やアドバイスをうけることができます。 患者さんが動くのでも、医者が動くのでもなく、情報そのものを動かす発想は、まさに医療の構造改革と言えそうです。  医療の地域格差を解消する従来型取り組みによる費用増と、遠隔医療を実現するための通信インフラ環境を整備する費用との見合いのなかで、省庁を超えた検証をし行政の予算を考える体制を政治の側が責任を持って整える必要があるとの発言をしたところ、武部元幹事長より、「君が責任をもって政策をとりまとめるように」との宿題をもらって帰ってきました。


私の質問に答える吉田晃敏教授。


遠隔医療に対する厚生労働省、医学会の評価・問題意識を質問。


デュアルモードビークル。JR北海道が開発。
鉄道に比べて購入費は6分の1、保守費は4分の1、燃費は5分の1。

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