2008年7月25日 13:38 | 活動実績
7月20日~25日、香港特別行政区政府の招待で、香港の経済成長政策の勉強に行ってきました。
今回のプログラムは私一人のために香港政府が用意してくれたもので、私の希望に応えて、航空・空港関係、金融・経済関係の官/民のエグゼクティブと意見交換をする機会を持ちました。
特に香港は高い経済成長を続けてきましたが、昨今のサブプライム問題や原油・資源高の影響と対策を聞いてきました。香港の若手経営者や政府の経済担当部署は、若干の影響をあるものの香港経済は着実に成長するだろうという楽観的見通しを語っていました。その理由として、経済のグローバル化に対応した徹底した自由経済政策と、中国沿岸部を含めた広域の経済圏としての成長戦略を挙げていました。
また、原油髙に最も影響のある貧困層には手厚い援助を同時に実施しています。昨年香港政府は高い経済成長により、予想以上の税収をあげることができ、このような政策も思い切って実施することができるようです。(EX.低所得者向け公営住宅の家賃3ヶ月分の免除等)
香港は日本同様、天然資源はありませんし、食糧も自給できません。そのようななかで、徹底的な自由主義経済政策とアジアゲートウェイ政策でサブプライムや原油高にも負けない経済を生み出し、成長に伴う潤沢な税収により社会保障を充実させていく。日本にとっても大変参考になる政策ではないかと考えます。
ちなみに今回は、深夜の羽田-香港のチャーター便を利用してみました。大変便利で特に香港の人たちには人気との事。私も20:45羽田発の飛行機でしたが、19:30まで羽田本町の盆踊りに参加してました。日本の経済成長と利用者の利便性を考えれば、今後ますます羽田発の国際便を増やして行くべきでしょう。
商務経済発展局で。左はジョナサン副長官、右は著名なエコノミストアドルフ・リン氏
運輸住宅局長官のエヴァ・チェン女史、香港では度胸があることで有名な女性官僚のトップ
香港政府が用意してくれたヘリで空から視察、お隣中国本土'深セン'のビル郡は異様でした