第5回カフェスタトーク【東京20区・木原誠二支部長】

2012年1月24日 13:56 | カフェスタトーク

"日本の政治はせいじ(誠二)におまかせ!"のキャッチフレーズとTOKIOの山口くん似、財務省のエースという親しみやすい呼称でおなじみの木原誠二・東京20区支部長が本日のゲストです。木原支部長は、平将明議員と共に2005年の衆議院議員選挙で初当選を果たした同期の政治家です。平将明議員と木原誠二支部長の同期ならではの腹蔵無きやり取りが当初から期待を集めていました。

 木原支部長は日本人初の英国大蔵省への出向者であった。サッチャー元首相との出会いなど木原支部長の様々な英国体験を平議員が引き出す中で、日英の政治の際立った違いが議論された。
 イギリスでは、政治主導を行う上で大切なこと、つまり「一番優秀な人が大臣になる」ということが徹底されている。しかし、日本では官僚主導から政治主導への転換が試みられているものの、派閥の意向等に左右され、能力本位で内閣を作り切れていない。また、政治主導には、政策の立案を官僚に独占させず、政党が主体的に行うことも重要であるが、日本では十分にはできていないと木原支部長は主張した。これを受けて平議員は、自民党は野党に転落した後、官僚ではなく民間の力を借りて政策立案を行うようになった。このように、民間に多くのブレーンを持つことができれば野党であっても発信力を保つことが出来ると述べた。
 次に、イギリスの保守党が野党時代にきちんとした政策パッケージを作っていたために、政権奪取後、公務員削減や年金受給年齢の引き上げを速やかに実行できたことを考慮して、自民党も民主党の16.8兆円のマニフェストを破棄した後の財政再建の具体案を野党時代から明確にしておくべきだとした。対談は、その際のカギになる社会保障費の削減、成長戦略策定における社会保障分野や農業分野の規制改革等に及んでいく。

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