第6回カフェスタトーク【東京6区・越智たかお支部長】

2012年1月30日 17:43 | カフェスタトーク

 今回のゲストは、前衆議院議員で再起を期す自民党東京第6選挙区支部長の越智隆雄さんです。自分のお子さんの写真を使い「次世代に確かな未来を!」と書き入れたほのぼのとしたポスターをお持ちいただきました。平将明議員と越智隆雄さんは国会議員になる前からの知り合いです。そうしたことから初めはゆったり「二人のサラリーマン時代」の話題。やがて「民主党政権の誤り」それに「将来を見据えた政治家の役割」などへと対話が熱を帯びていきます。

 冒頭、平議員から民主党がマニフェストで掲げた数々の政策の財源確保の実現性の乏しさについて言及があった。民主党がマニフェスト通りの子ども手当や高校無償化などの社会保障制度改革を実行するには、途方もなく莫大な財源が必要になる。仮に税源を消費税に求めるならば、実に36%まで引き上げなければならない上、民主党が財源のあてにしている埋蔵金はそもそもどこにもない。あったとしても埋蔵金は一度使ってしまえばなくなるもので、恒常的な財源とは成りえない。こうした点を平議員が挙げ、民主党の財源確保の実行力のなさを指摘する。
 越智支部長はこうした話に関連し、政治家は誠実でなければならないと言う。越智支部長と同じ選挙区の民主党議員は厚労相となった後、子ども手当や最低保障年金の実現を提起してきた。民主党のこうした政策について反対ではないが、政策の実行力がなく、できない事もできると言う不誠実さを越智支部長は強く問題視する。政治に対する根強い不信感を高めてしまい、有能な人材が政治家を志さないようになれば、日本にとって何も良いことはない。二人は民主党に対してこのような危機感を持ちながら現状を厳しくチェックしていく。そして今後は、将来を見据える中で今を考え、次の政権に向けて見せかけでなくリアリティーのある合理的政策パッケージを作っていく必要があると抱負を述べた。

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