第11回カフェスタトーク【小倉まさのぶ 東京第23選挙区支部長】

2012年3月26日 14:30 | カフェスタトーク

今回のゲストは小倉將信東京第23区支部長。氏は自民党の公募により、東京都町田市、多摩市を地盤とする東京23区から出馬することが決定。
日本銀行に入行後、オックスフォード大学大学院を経て国会議員の道を志しておいでの小倉將信氏。公募議員の先輩で、中小企業の経営に携わってきた平将明議員との対談は経済成長戦略や金融緩和政策を分かり易く解きほぐす有意義なものとなりました。

 経済や金融の実務経験者であり自民党公募候補の先輩後輩であるなど共通点の多い二人の対談は、まず小倉支部長が政治家を志した経緯からスタート。
 小倉支部長は日本銀行で働いている際に、ある市長の「行財政改革をすれば、需要が回復し、景気が良くなる。」という発言に愕然としたという。なぜなら、経済学的に言うと、公務員の人件費を削減すれば、需要が減り、景気は低迷するからだ。その分を減税したとしても、行政の支出を大きくした方が需要も大きくなる、そんな経済のいろはも分っていないような政治家よりも、金融経済について実務能力と経験のある自分のような者が政治家になることで日本社会全体と政治の世界のためにお役に立ちたいと考え、この道を志したということである。
 そして、現政権や日銀総裁について分析した後、議論は具体的な金融経済政策に移る。平・小倉両氏は日本銀行のインフレを防ぎ、物価の安定をはかるという役割と、インフレであれば、名目賃金が上昇し、その結果、雇用が増えるという作用の両者のバランスをとった金融経済政策の導入を目指すことが重要であるとの意見、つまり、経済成長戦略と金融緩和政策を併せて行うことの必要性を説いた。
 その中で、小倉支部長は、政治家として、マーケットと一般国民に分かりやすく日銀の姿勢、コミットメントを示し、かつ国民が20年、30年後の日本に明るい将来像を描き、期待感を持てるように発信していきたいと抱負を述べた。

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