第9回カフェスタトーク【宇都隆史参議院議員】

2012年3月 5日 16:27 | カフェスタトーク

今回のゲストは、宇都隆史参議院議員です。宇都議員は、戦闘機のパイロットにあこがれて、自衛隊へ。現場で命を懸けている自衛官の声や想いを国会に届けたいと念じて航空自衛隊1等空尉の職を辞して参議院議員へ。平議員と宇都議員の話は、我が国の防衛上の隘路からロボットテクノロジーまでと幅広い。

 参議院議員の宇都隆史議員をお招きして「国防」の話を中心に据えて対談した。
 話は、宇都議員がどうして政治家を志したのかから始まった。それは、自衛官として勤めていたからこそ分かる日本への危機感からだった。宇都議員が国会議員になってからも、民主党政権下での相次ぐ頼りない素人大臣の登場や中国の軍事費増強、そして北朝鮮の瀬戸際外交など我が国を取り巻く安全保障環境は、悪化している。これについて、宇都議員は、日米同盟のところで思考が止まっているが、本当に必要なのは、自衛隊に関する法規範の改正または整備、自国にとっての脅威の設定、そして同じ価値観を持つ国々との同盟による集団安全保障と主張する。
 また、宇都議員は、武器輸出三原則の緩和による他国との共同開発は、現在の政府において、どの技術を提供するのかどの技術を守るのか十分に検討されている様子がないので、技術や情報の流失の機会になりうるとの懸念を示した。
 最後に、ガンダムのような搭乗型二足歩行ロボットの開発は、クールジャパンの中核を担える戦略であり、これにより、日本のロボットテクノロジーを世界に示せる上、国威の発揚にもつながるので、絶対推進すべきだ、と両議員は意気投合した。

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