第21回カフェスタトーク【下村博文衆議院議員】

2012年6月18日 15:23 | カフェスタトーク

平将明議員と今回のゲストの下村博文議員は、先頃、尖閣諸島を視察しました。政府関係者以外の上陸は認められていない尖閣諸島。従って漁師の見習いということで5名の国会議員が60数名の一般参加者と共に島に向かいました。荒れる海、船中泊、一泊二日の強行日程、その視察報告です。

 尖閣諸島は我が国固有の領土であるが、国連調査で同諸島周辺の海底に大量の油田があることを知った中国は、中国国内法で同諸島を中国の領土とし、整備対象として指定した。
 他方、日本は尖閣諸島を実効支配しているものの「平穏な維持管理をするため政府関係者以外一切の上陸を認めない」との方針を採っていることから、同諸島を施政下とする石垣市の職員でさえも固定資産税に関する調査のための上陸ができない状況になっている。
 このような尖閣諸島をめぐる状況を背景として、下村議員は、平議員が理事を務める決算行政監視委員会で同諸島に関する石原都知事、中山石垣市長らに対する参考人質疑を行うよう呼び掛け続け、1年の歳月を経てようやくそれを実現させた。この参考人質疑で、尖閣諸島の現状を把握することの必要性等が確認されたが、与党が反対したことから、国政調査権の行使による視察許可は得られなかった。そのため、下村議員・平議員ら有志は、漁業活動を名目に今回の視察を行ったというものである。
 与党が喫緊の問題でないと参考人質疑を先に延ばし、国政調査権の行使も許可しない等、外交・安全保障の知識に乏しいことも島を取り巻く様々な危機につながっていると主張するなど、終始両議員は自民党が政権を奪取し外交を立て直すことの必要性を説いた。

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