2013年2月 4日 12:54 | カフェスタトーク
ゲストは慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長(教授)の竹中平蔵氏です。竹中教授は小渕、森、小泉、安倍の各内閣で政府委員や財政、金融、郵政民営化等を担当する大臣に就任し、それぞれの場面で先導的役割を果たしてこられました。今回は、第二次安倍内閣の産業競争力会議メンバーとしてダボス会議に参加された時の話から伺います。
まずは竹中平蔵教授からダボス会議の報告が行われた。本会議は、①欧州中央銀行によるスペイン国債の無制限の買い支え、アメリカでの量的金融緩和政策の実施予定、日本の政権交代、これらを受けて世界経済が良くなるのではという期待感のもとに明るい雰囲気で行われたということ。②安倍内閣の経済対策への評価が高かったこと。③日中関係の緊迫化へ強い懸念が世界で示されたこと。この3点が特徴的であったと竹中教授は述べた。