第82回カフェスタトーク【独立総合研究所社長 青山繁晴さん】

2014年3月17日 13:37 | カフェスタトーク
平将明議員が、昨年、会食の席でお願いしていた青山繁晴氏のカフェスタ出演が実現した。青山氏はカフェスタの手書きの名札に触れ「手作り感が何とも言えない。このように謙虚な自民党でいてほしい。生放送なので余計、言いたいことを言ってしまう。」こうした気さくな立ち上がりから、本題の"新しい埋蔵資源メタンハイドレート"の核心に切り込んでいく。
 独立総合研究所の青山繁晴社長に、いま注目されている新しい資源で、日本近海に多く沈んでいる「メタンハイドレート」について伺った。メタンハイドレートは、簡単に言えば、凍った天然ガスで、火力発電所にもそのまま使える。平議員は経済産業大臣政務官時代からその可能性に着目してきたが、これまで一部の役所や研究機関では、海底の砂と混ざり合っている上、海底の中に沈みこんでいるため、採算がとれない資源と見なしていた。
 しかし、青山社長は、日本海を独自に調査し、採算性の高いメタンハイドレートが存在する事をつきとめた。それは、不純物が少なく、海底から次々と噴き上げ柱状になったメタンハイドレート。だが、この瞬間にも海面に近づくことで空気中に溶け出し、使えるはずの資源が失われている。日本のエネルギー事情を考えると実用化は喫緊の課題だ。青山社長は、世界最先端のわが国の海洋土木技術で実用化し、エネルギーのパワーバランスを変えたいと抱負を語る。
 平議員はメタンハイドレートなど自前のエネルギーで2020東京五輪を賄えるよう自民党内に応援団を作りたいと述べる。青山社長も安倍総理とも親しいので会う度にメタンハイドレートの話をしているということである。
 既存の物事にとらわれず、独立した立場から発信していく青山社長は、政治資金パーティーをやらず、しがらみを持たない平議員に自分の姿を重ねるとともに、今後の活躍に期待を寄せトークを終えた。

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