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第49回カフェスタトーク【A.T.カーニー 梅澤高明日本代表】

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2013年3月25日 13:04 | カフェスタ
今回のテーマは、今、海外で高く評価され脚光を浴びているクールジャパン戦略。ゲストは、政府のクールジャパン官民有識者会議で民間委員を務めたA.T.カーニー日本代表の梅澤高明さん。聞き手の平将明議員は、党内外でこの分野の先導的役割を果たしています。

【要約】

 平議員は、そもそも日本の産業は付加価値をつけるための高い潜在能力を持っており、それは例えばアニメなどサブカルチャーの質の高さや、「かわいい」といった感性であるという。こうした上で、今の日本製品に必要なものとして、iPhoneのような絶対的に有名な"ブランド名"など機能に現れない付加価値を挙げている。
梅澤さんは、日本製品の一つ一つの潜在能力は高いのだが、それを束ねて世界に出ていけてないことが課題だと指摘する。アニメに関して言えば、関連するファッションや音楽を同時に輸出するなど、カテゴリーを分けずに束ねて輸出することが大切であり、その際、文化情報発信するところと稼ぐところを使い分け、全体として成功させる視点に立つことが肝要とした。
 また、その上で二人は、様々な事業が単独ではなく束となって海外に向かい勝つためには、クールジャパンファンドを国の主導で創設する必要があると語る。民間だと短期で利益を出せない投資には及び腰になってしまうため、クールジャパンの売り込みには息の長い投資が必要とのことである。梅澤さんは今後のファンドの課題として、①目利き力ある投資家、②クリエイティブ産業的センスを持つ人材、③世界とコネクションを持つ人材、これをしっかり集め活かしていくことを挙げた。
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