今回のゲストは、丸山和也参議院議員です。弁護士出身の丸山議員は、皆さんご承知のように民放の法律番組の出演者として異彩を放っておいででした。その番組出演で親交を深めた方々の生の姿や丸山議員が飛び込んでみて分かった政治の世界のあれこれを平議員との対話の中で、明らかにしていきます。
【要約】
まずは日本維新の会の橋下徹大阪市長について。丸山議員によると、橋下市長は勝負事には非常に強いが一貫した哲学などに欠けるかもしれないとのこと。近くで見続けた丸山議員に映った橋下像に触れる。
次に、外から見る政治の世界と実際に参議院の中に入ってから見る政治の世界の違いについて。丸山議員は、入った当初は派閥や馴れ合いなどにより、トップの意向に従うだけの旧態依然とした状態に非常に違和感を覚えたとのこと。平議員も自分の経験を振り返りつつ、政策は言うだけでなく実現する必要があり、人を説得し多数をとるために他の意見を取り入れるなど、理想形から変更しなければならない難しさを語った。
話は外交・安全保障へ。丸山議員は尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件で、民主党政権が中国の威圧に屈し、法手続きを無視して船長を釈放するという稚拙な対応をしたことが、中国や韓国、ロシアに対して隙を与える結果になったと指摘。その上で今の日本に必要なものは国を守る気概であり、それを育む教育であると語った。さらに二人は、(韓国や中国が振りかざしている歴史認識の話ではなく)特に歴史教育において近代史がしっかりと教えられておらず戦時~戦後の歴史を正しく学べていないという問題点を指摘した。