理論だけでなく体験を通して政治を学ぶことを重視する政治サークル「早稲田大学鵬志会」。「現場現実主義」「不偏不党」を掲げる鵬志会の活動は、政治に無関心な若者層の掘り起こしにも寄与している。早稲田大学公認の政治サークル「鵬志会」から三人の学生が登場する。
【要約】
早稲田大学鵬志会の主な活動は、議員事務所のインターンや講演会の企画などである。はじめに、数多のクラブやサークルが存在する中で、あえて政治サークルを選択した率直な思いが語られた。その底流には「政治を勉強するのなら座学だけでなく、現場で学びたい」という基本理念がある。
次いで、昨年12月の衆院選における20代の投票率が約35%という低さであったことに触れ、若者を政治参加させるための推進策、選挙権の年齢制限、それに供託金の問題について学生が質した。これに対し、平議員は、政党の宣伝目的で利用してはならないとの前提を示した上で、中学や高校といった教育の現場に政治家が行くことで、中高生に政治をより身近に感じてもらうことなどが必要だとの見解を示した。
「政治家を間近に見て印象はどのように変わったか」とカフェスタ放送中に視聴者から寄せられた質問に対して学生たちは「議員の発言や行動に対する報道は部分的な切り取りが多い。しかし、実際に幅広い分野の政策に精通し多岐にわたる党の仕事を行う議員の真の姿に接して、その能力の高さを思い知った」などと答えた。
それを受け、平議員は、能力は実践を通して自然と身に付くため、恐れずに政治の世界に挑戦することが大切であると述べて「早稲田大学鵬志会」との座談会を締めくくった。