今回のゲストは、起業家を応援するシンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美さん。藤沢さんが今年6月に訪れたミャンマーの経済発展のエネルギーや日本に寄せる信頼や期待を語る。これを受けて平議員が藤沢さんと海外投資や中小企業政策の問題点や活性化の必要性に言及する。
【要約】
ミャンマーの首都ネピドーで開かれた世界経済フォーラム東アジア会議に出席した藤沢さんは、ミャンマーのインフラ整備の必要性や発展の可能性に触れ、マレー半島横断運河の建設により中核都市としてシンガポールに代わり得るミャンマーは、日本にとっても投資先としての魅力が増しているとした。
これを受けて話題は、我が国の投資の活性化の必要性や中小企業政策について踏み込んだ話の展開となった。平議員はこれまで、中小企業の経営経験から数々の提言をしてきているが、今回は問題点として、我が国の金融は銀行からの借り入れなどの間接金融ばかりで、しかも近年貸し渋りによりそれすら機能していない点を指摘。投資家などによる直接の投資を活性化させる必要性を主張した。投資については、プロの投資家によるベンチャー企業などへの経営支援を活発化させていくような仕組みを作り、リターンの生まれる投資先をしっかり作っていってこそ投資が盛んになると述べている。
二人の話は国の補助金や霞が関の政策にも及び、事前審査に力を置き事後の評価やモニタリングなどが二の次になっている官僚機構の現状にも触れている。