第23回参議院議員選挙の翌日の放送。ゲストは久々の登場となった生田よしかつ氏。自民党が大勝し、衆参のねじれが解消したとあって、まずは明るく選挙の話題。全国遊説で真っ黒に日焼けした石破幹事長の様子、東京都選挙区で当選した丸川珠代議員や武見敬三議員の選対本部で広報委員長を務めた平将明議員の話。生田氏からは大勝した自民党がここでいい気にならないようにとの苦言や某英会話教材企業からCM出演の依頼が届いたとの報告があって本題へ。
今回は、生田氏からの質問に平議員がタイラペーパーと名付けた図表を使って説明する形で進行した。
平議員は、経済産業大臣政務官として実務に当たっているアベノミクスの実体経済への波及について、日銀による金融緩和 → 銀行の融資活性化 → 民間における投資活性化 → 経済の活性化、という流れが理想だが、各段階で目詰まりがある。銀行が融資ではなく国債の購入にお金を回す目詰まりについては、預貸率(預金残高に対する貸金残高の割合)の目標値を設定すること、企業がお金を土地や株に振り向ける目詰まりについては、設備投資へ減税を行うことなどが必要と目詰まり解消策について解説した。
次に地域経済活性化の案を述べた。再生可能エネルギーの固定価格買取制度に注目し、再エネ事業は資金計画が立てやすいので、地方銀行がこの分野へ参入する中小・ベンチャー企業に融資する。そこで生じた利益が地域に回り新たな雇用や産業を生む。それが循環して地域経済が活性化するというモデルだ。
最後に「羽田グローバルアライアンスセンター構想」を語る。これは、羽田空港の沖合滑走路や国際線ターミナルの新設事業に伴って発生した空港跡地を「国家戦略特区」にする構想で、保税ものづくりエリア、クールジャパン発信基地、農水産品輸出拠点の整備等枚挙にいとまがない。平議員の話を聞き生田氏は「素晴らしい計画だから地道な情報発信をきちんとやっていくべきだ」との提言を行った。