自由民主党・日本経済再生本部は、自民党の成長戦略である「日本再生ビジョン」を公表しました。
私は、起業大国推進グループの主査として、このうち「起業大国No.1の実現(ベンチャー政策)」のとりまとめを行いました。
概要は下記のとおりです。詳しい内容は、pdfファイルをご覧ください。
起業大国No.1の実現
わが国は、このアジア地域内だけで見てもいまだに「起業大国No.1」の地位を得ているとはいい難い。社齢が10年未満の企業ほど雇用を創出しているとの統計もあり、世界に通用するベンチャー企業の創出・育成は、日本経済再生にとって本丸である。若者のリスクを恐れないチャレンジ、例え失敗しても再チャレンジできる社会・経済環境づくりに、政府は民間における支援の仕組みをサポートするとともに、自ら必要な政策を的確に用意し、政府挙げて全力で取り組むことが強く求められる。
(1)起業大国実現の本気度を示す大玉政策
● 官邸に「起業大国推進本部(仮称)」を設置
● 大企業のベンチャー調達などの促進・M&A促進
● 政府・自治体におけるベンチャー調達の促進
(2)挑戦する人材の画期的な増加
● 「起業家大賞(仮称)」(内閣総理大臣賞)の創設
● キャリア教育・起業家教育の推進
● "天才的IT人材発掘・育成事業"の拡充
● 人材の流動性の確保/予見可能性の高い紛争解決システムの構築
● 起業のセーフティネットの充実
(3)資金調達の新しい仕組みを構築
● 起業家の応援団を増やす政策強化(エンジェル税制の抜本改正)
● クラウドファンディングによる新たな資金調達方法の拡充
● ファンドオブファンズ/マッチングファンドの強化
● リスクマネー供給力強化、とりわけつなぎ資金調達円滑化の促進
● ストックオプション・種類株式の活用促進
(4)先進的な取組みを支援
● 「起業大国フラッグシップ特区(仮称)」の設置
● 新しい法人形態「ソーシャルビジネス法人」の法制化