平議員は、これまで自民党が初めて試みたインターネット動画番組で月曜日のキャスターを務めたり、FacebookユーザーとのQ&Aセッションを実施したりするなど、折々に情報処理端末を活用した新しい時代の政治活動に取り組んできた。こうした中、6月17日から新たにクラウドファンディングに乗り出した。
クラウドファンディングとは、個人や団体が実現したい「プロジェクト」を提案し、そのアイディアに賛同する一般の方々から、主にウェブを通じて資金を募るシステムのことである。このシステムは、アメリカのオバマ大統領が2008年の大統領選で取り入れて約500億円を集めたことで注目され、日本では、この春にドットジェイピーが導入した。
平議員の「プロジェクト」は、公式ホームページ上に政治を学ぶインターン生のための「若い声」というコーナーを設け、そこで国政・永田町の情報をインターン生の視点で発信してもらうというものだ(
http://shootingstar.jp/projects/990)。その狙いは、「若い世代の政治参加を高める」ことで「日本の政治も日本サッカーのように裾野を広げることで参加人口を増やすとともに競争を促し、もって政治家の質も政治の質も上げたい」とのことである。そして、この企画は、言うまでもなく国会議員初となるものである。
実は、このプロジェクトの立ち上げそのものにもインターン生が深く関わっている。そもそもこのプロジェクトは、平事務所でインターンシップを経験する学生から出てきた案であり、ドットジェイピーとの交渉やウェブサイトの準備などもほとんどインターン生が手掛けてきた。つまり、インターン生の、インターン生による、インターン生のためのプロジェクトなのだ。
しかしながら、インターン生達を中心とした周知活動にも限界があり、募集開始から2週間経った今、支援の輪は思うように広がっていない。これまでこのプロジェクトに賛同していただいた方々からは、「素晴らしい試みです!インターン生にとってもこれほど勉強になることはないでしょう」や「若い皆さんの柔軟な発想に期待します。未来に投資します」という温かいコメントが寄せられている。これらの思いに応えるため、なんとか数多くの皆様のご協力を賜りインターン生達に無上の達成感を味わわせてあげたい。 〈秘書W〉