前回、「保育園落ちた日本死ね!!!」と題するブログに関連した秘書ログを書いたところ、それに対して、恐れ多くも平議員以外の国会議員から内容の不正確さについてご指摘をいただいた。
私がこの秘書ログを書く際は、「できるだけ具体的に客観的に簡潔に記したい」と謳っていたにも関わらず、客観性を欠いた文章を書いていたことになる。お詫びします。申し訳ございませんでした。
すでに前回の秘書ログを修正させていただいたが、何が不正確であったのか。それは、自民党の待機児童対策緊急提言の「保育士の賃金を実質2%改善する」とした部分であり、正しくは2%でなく約4%であった。私は3月18日の待機児童問題等緊急対策特命チームの会合を傍聴したとき、「保育士の処遇は、(消費税を財源とする)子ども子育て新制度により平成27年度から3%アップ、人事院勧告で(平成27年度にさかのぼって)1.9%アップ、今後さらに(社会保障・税一体改革に基づき)消費税財源以外の財源確保をして2%アップ」という話を聞き、そして、某新聞に書かれた与党の提言内容「保育士の賃金を実質2%改善する」の欄を読み、数字が一致していたのでそのまま受け入れてしまった。そして、自民党の提言の原典(http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/131806_1.pdf)に当たることを怠っていた。
自民党の提言と新聞報道の差は何か。それは、人事院勧告に基づくベースアップ1.9%分を加味するかどうかだ。自民党の提言は、平成28年度以降において1.9%の部分を確実に実施すべきものとしてカウントしたのに対し、某新聞は、それを所与のものとしてあえて省いて記事にした。もちろん4%という数字も、政府与党の目線からのレトリックと言ってしまえばそれまでだが、本来はこの2%という新聞の書きぶりも前回の秘書ログで取り上げ指摘すべき事柄だったと言える。
なお、連立政権を組む公明党の提言も同じく4%(https://www.komei.or.jp/news/detail/20160326_19546)になっている。
マスコミの報道のあり方を正確につかんで書いたつもりが、逆にマスコミの術中にはまってしまったと思うと情けない。しかし、ご迷惑をかけたものの、一秘書が書くブログを読んでくださっている方がいることを知ったのは大きな喜びであった。そもそも平議員は、この公式ホームページのリニューアル時に、「秘書ログのコーナーを作ってほしい」という私の希望を二つ返事で了解してくれた。これらを励みに更に丁寧さを心掛け書いていきたいと思う。 〈秘書W〉