若い声
【インターンによる発信 『若い声』】  18歳選挙権と若者の政治参画

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2016年6月14日 18:54 | 若い声

 今夏の参議院選挙から約70年ぶりに選挙権年齢が引き下げられ18歳から投票が可能になります。その参議院選挙が1か月後に迫っています。
 私自身は二十歳になって選挙権を取得した時、「ようやく選挙で投票できる!」というのが率直な思いでしたので、ちょうどその年にあった衆議院選挙で早速投票しました。そして私は現在政治サークルに所属しており、その仲間からは投票に行ったと聞いたことはありますが、学部の友人などが投票に行ったということを聞いたことはありません。学部の友人などと政治の話をすることもまずありません。政治の話をすると「変わっているヤツ」と思われるだけです。また、私はこれまで若者と各党の国会議員が若者の政治参画について意見交換を行う政策協議に参加したこともあります。しかし、そのような場に足を運ぶ若者は同世代の中では少数派。残念ながら、あまり政治に興味がない多数派の意見を汲み取れていないのが現状ではないでしょうか。
 そもそも今回の引き下げは、政治の側が、18歳、19歳に選挙権を「与えた」のであって、これらの年代の多くが「求めた」わけではありません。「ただ政治家が勝手に下げただけ」という冷めた見方が大方なのではないでしょうか。今年から18歳以上に選挙権が与えられることすら知らない人さえ存在しています。
 つまり、いきなり選挙権年齢を下げても「どうすればいいのかわからない」というのが現状です。まず教育による意識改革を行う必要があると思います。例えば、シティズンシップ教育(市民、有権者として役割を果たせるようになることを目的とした教育)を中学や高校で取り入れる。模擬選挙をやるなどして、選挙の感覚を学ぶ機会を設けるべきです。こういった機会での意識付けにより徐々に政治に関心を持ち投票に行く人は増えると思います。
 さらに政治に関心を持つための個人的な提案を最後にして終わりにさせて頂きます。

①  女性アイドルグループ、欅坂46の「サイレントマジョリティー」を18歳選挙権や若者の政治参画を促すPRソングにする
 曲の歌詞に「選べることが大事なんだ。人に任せるな。」という一節があります。とてもメッセージ性の強い曲です。また、Youtube上でPVが約1700万回再生されるなど話題性も抜群だ思います。若者向けに18歳選挙権や政治参画を啓発するのにぴったりの曲だと感じています。
②  被選挙権年齢を引き下げる
 選挙権年齢の引き下げに伴い、被選挙権年齢の引き下げも実現して欲しいです。もし同世代が選挙に出ていたらどうでしょう。若者の見方も多少は変わるのではないでしょうか。この問題に関して政治家の方と何回か協議したことがありますが、今夏の参議院選挙の18歳、19歳の投票率によっては被選挙権の引き下げも検討するだろうと言われました。

 18歳選挙権元年ということで、18歳、19歳の有権者のみなさんの動向は非常に注目されています。政治家を動かすためにも、私はみなさんに投票へ行って欲しいと切に願います。

[インターンH・O]

若い声17_18歳選挙権と若者の政治参画(鬼海裕倫).jpg

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