若い声
【インターンによる発信 『若い声』】  東京都議選を振り返って

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2017年7月14日 18:01 | 若い声

 7月2日午後8時ごろ、私は都議選の当確速報を見て驚愕しました。既に何十人もの候補者に当選確実が出ているにも関わらず、その中に自民党の候補者が一人もいなかったからです。自民党の候補者にも当選確実が出始めたのはしばらく経ってのことで、それが意味するところは、多くの自民党候補者が苦戦していたということです。

 最終的に自民党は過去最低の23議席という非常に厳しい結果となりました。原因は国会議員の不祥事や大臣の失言などと言われています。しかし、定数2人以上の選挙区については、候補者の調整・票割りが上手くできていなかったことも大きな原因と私は考えます。単純な比較かもしれませんが、都民ファーストの得票数は自民党の1.5倍であるのに対して、議席数は2.5倍となっています。また、公明党との比較では、自民党の得票数が1.5倍であるのに対して、議席数は同じです。この数字を見て、自民党の選挙対策について、票をしっかり囲い込めていない、いわばガス漏れしているような印象を受けました。定数5の板橋区や定数4の品川区など候補者数を調整せず、票が割れて当選者ゼロ、候補者が共倒れした選挙区もありました。選挙情勢を読み違えたのか、候補者の調整を決断できなかったのかは分かりませんが、いずれにしても党として甘い部分があったのだと思います。戦略不足で多くの死票が生まれてしまった事実は重く受け止めなければなりません。

 都議会自民党は都議選の結果を受け入れて、今後は冷静に小池都政と向き合ってほしいです。人格攻撃や揚げ足取りなどの非理性的な手段は望んでいません。見てくれている都民がいると信じて地道に議会に取り組んでほしいのです。そのためには、平将明議員が7月10日に東京都連に申し入れた内容のとおり「新しい自民党東京都連会長をオープンな選挙で選ぶべきだ」と考えます。

 都議選の結果は国政に大きく影響するとされます。7月6日の石破派(水月会)の会合において、会長の石破茂議員は「自公以外に政権を担える党はない」という趣旨の発言をされました。私もそう思います。遅くとも1年半後の2018年12月までに行われる衆議院議員総選挙ですが、私はこの時までインターンを続ける予定です。その過程の中で、自民党が生まれ変わる様子を改めてご報告できたらと思います。

(インターンK・T)

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