本年最初のカフェスタのテーマは『海外から見た「日本の貸金業制度」』。
ゲストは、Adrienne SALA(サラ・アドリエンヌ)リヨン大学 東アジア研究所 助教授です。
実は、多重債務問題を解決するために貸金業を強く規制しようとした点が、他の先進国と比べると特別なケースであるという日本。自由度が高いアメリカ合衆国やイギリス、総量規制はないものの金利規制が厳しいフランスやドイツなどと比較しながら、日本の賃金業制度について詳しく解説いただきました。
消費者保護に配慮した制度として規制しすぎた事で歪みが生じ、個人事業主がビジネスチャンスを逃しやすい等、問題点を指摘。平NM局長からは、今後の課題として、「年利」という考え方を見直した上での規制や、多重債務の原因の見極めとその対処、世界標準にする事の重要性についてお話いただきました。